chitose112009-11-14

14日は東宝の日で映画1000円ってことだったので六本木ヒルズで『沈まぬ太陽』観賞。
原作は数年前に読んだことがあり、その時は、舞台になっている会社は国民航空としているけど、誰が読んでも日本航空のことだってすぐに分かるし、御巣鷹山の事故に関してはかなり生々しく事故当時のことを書いていて、面白いけどこれって小説になるのか?と疑問に思ったんだけど、映画も労組のところをかなり削るなどの原作との違いはあったけれど、御巣鷹山のあたりなんかは日航機墜落事故そのままに映像化されてて、原作を読んでなくてかつ前情報のない人が見たとしてもすぐに日本航空のことと分かるようになっていた。
そのため日本航空は角川に対して2度「法的措置も辞さない」という警告文を送っているらしい。

警告文「法的措置も辞さず」…渡辺謙が男泣きのワケ
http://news.livedoor.com/article/detail/4415996/

おいおい、訴えるなら角川映画じゃなくて山崎豊子だろうと思うのだけど、このせいでか、映画のエンディングロールの前に「この映画は山崎豊子原作のあくまでフィクションです」といった内容の割と長い説明が入っていた。
上手く言えないのだけど、これについては日本航空日本航空だけど角川もなんだかなあと思う。

まあでも映画はなかなか良かった。
特に三浦友和が演じる出世と金にしか興味がない嫌なサラリーマンがものすごくよかったので、
個人的にはナイロビの豊かな自然より三浦友和の嫌なやつっぷりをもっと見たかった。
あと、三浦友和松雪泰子の濡れ場は軽くでもいいから入れてほしかったなあ。