音速への道

chitose112008-06-07


『密着118日戦闘機パイロットへの道』
http://www.tv-tokyo.co.jp/wingmark/


ソイエでごりごり毛を抜きながらテレビを観ていたら、
航空自衛隊パイロット訓練生のドキュメンタリーが始まった。
しかも航空機は超難関といわれるF-15!!!
以前読んだ宮嶋茂樹の本で、訓練を受けてF-15に体験搭乗させてもらう話が載ってたのだけど、
あれだけ戦場を回っている宮嶋茂樹が泣き入ってて、
そんなに辛いものなのかと驚いてからずっと興味があったのだ。
特に気になってたのがとにかくめちゃくちゃ重力がかかるという話。
日常生活でかかる重力が1Gとすると、パイロットは最大で9Gかかるらしい。
つまり、体重が60キロの人は9倍の540キロの重力がかかるということになる。
だから戦闘機パイロットは若くてもみんな頬の肉が弛んでいたという話が載っていて、
にわかに信じられなかったのだけど、今日のドキュメンタリー観てかなり納得。
運動神経や動体視力などがずば抜けて優れている人しか生徒になれないのに、
気象学・力学など必要な知識を完璧にマスターし、
さらに要所要所で飛行テストを受け、
しかもそのテストを2回以上落ちるともうパイロットになれないらしい。
このありえない難関ぶりでどれだけ操縦が難しいのかが良く分かった。
最初は「私も男だったらこんなん目指したいなあ」と暢気に観てたのだけど、
テレビで観ている私が涙目になるくらいの教官の恐ろしさに、
最後にはすっかり気が変わってしまった。
これだけでもどんだけ超人っぷりやねんと思うのだけど、
クロバット飛行の操縦士になるともっと難しいらしく、
他の戦闘機と3メートルの間隔を維持して飛んだりするらしい。
クロバット飛行って見たことないんだけど、こういう話を聞くと俄然見たくなる。
近いうちにどこか観に行ってこよう。